活字書体設計3

[活字書体をつかう]活字書体が実際にどのように使われていくかを見守ります。

4 「金陵M」とのコンビネーション

明代の南京国子監本から復刻した明朝体「金陵」と組み合わせる和字書体は、和字書体は、明治時代に制作された書体の中から、築地活版製造所五号活字の「きざはし」を選んだ。原資料は近代明朝体との組み合わせだが、動的な結構は「金陵」に合うように思われた。したがって「きざはし」(和字書体三十六景)は最初から字面を小さく設計してある。「明朝体、いぶき・ひのもと、オールド・ローマン」の組み合わせを基本としている。

「きざはし」のほかに、おなじ「いぶき・ひのもと」カテゴリーに属する「さおとめ」(和字書体三十六景)と、「めばえ・ひのもと」とした「あおい」(和字書体三十六景)との組み合わせも考えた。「あおい」はもともと明朝体風の漢字書体と組み合わされていた。「さおとめ」は清朝体風の漢字書体と組み合わされていたが、明朝体とも相性がいいと思われた。

 ほかに「はやと」(和字書体三十六景)との組み合わせも、実際によく見かけている。「いぶき・ひのもと」カテゴリーに属する和字書体は、近代明朝体と組み合わせると少し小さめになる。

 

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