活字書体設計3

[活字書体をつかう]活字書体が実際にどのように使われていくかを見守ります。

1-2 「龍爪」+「かもめ」+「Aries」

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●『ジハード1 猛き十字のアッカ』(定金伸治著、星海社文庫、2014年1月9日)

冒頭のわずか6ページだけだが、漢字書体「龍爪」と和字書体「かもめ」の組み合わせが使われている。

 最初は読みなれていないので、読みにくいと思うだろう。近代明朝体に比べれば、とげとげしく感じるかもしれない。しかし、少し読んでみると抵抗感がなくなる。そうなると多くのページで読みたいと感じてくる。意外と読みやすい。

 本文は詰めていないのがいい。書体を生かした組みかただ。文字と文字の間があいて見えるが、それでも縦に心地よく流れてくる。それが読む速度とあっているようだ。詰めなければならないと考えている人が多いようだが、私は一読者として、あいているほうが読みやすいと感じる。