活字書体設計3

[活字書体をつかう]活字書体が実際にどのように使われていくかを見守ります。

0-5 日本語書体八策の考え方

 和字書体を中心に考えれば、組み合わせる漢字書体はいくつも考えられる。それによって多数の日本語書体ができることになる。また漢字書体を中心として考えれば、これまたいくつもの組み合わせが可能となる。

 また漢字書体も、中国における刊本字様として欧字書体に匹敵する多様な書体群をもっているが、これらもまた実用化されてはいない。わが国では近代明朝体を中心に模倣されてきたためであるが、多くの書体が制作されれば和字書体との組み合わせも豊富になるであろう。

 日本語書体として成立するためには、和字書体、漢字書体、欧字書体を選択する必要がある。あらかじめ組み合わせた日本語書体を開発しておいたほうが利便性は高いといえる。

 さまざまな組合せの中から汎用性が高いとおもわれる日本語総合書体を開発するというのがタイポグラファにとっても有効なのではないだろうか。このような活字書体としての調和体、日本語総合書体を充実させていきたい。

 このような組合せの中から汎用性が高いとおもわれる和文書体を製作するというのが理想的なのではないだろうか。