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活字書体をつかう

[制作ノート3]活字書体が実際にどのように使われていくかを見守ります。

0-5 日本語書体八策の考え方

和字書体を中心に考えれば、組み合わせる漢字書体はいくつも考えられる。それによって多数の日本語書体ができることになる。また漢字書体を中心として考えれば、これまたいくつもの組み合わせが可能となる。 また漢字書体も、中国における刊本字様として欧字…

0-4 和字・漢字・欧字書体の混植

現代日本語の表記が漢文訓読文から発展したと考えれば、日本語書体は漢字が中心である。漢語や語幹を漢字で書くという文章の構造からいっても、漢字を軸として和字や欧字を交えるとするのが本筋のようでもある。 近代金属活字が伝来した明治時代以降において…

0-3 漢字・欧字書体の伝来と和字書体

漢字書体は中国から伝来した 江戸時代にわが国に明朝体による刊本がもたらされ、南京国子監本『南斉書』の覆刻した和刻本『南斉書』、楞厳寺版『嘉興蔵』を覆刻した鉄眼版『一切経』などのように、覆刻によって定着していった。 漢字は中国から輸入したもの…

0-2 漢字書体を変えればイメージが変わる

漢字書体を変えればイメージが変わる わが国の近代活字揺籃期の活字見本帖である『BOOK OF SPECIMENS』(平野活版製造所、1877年)には、漢字書体・和字書体・欧字書体がそれぞれ明確にわけられて掲載されている。 ひとつの和字書体を複数の漢字書体と組み合…

0-1 調和体(漢字かな交じり書)

「調和体」とは漢字とかなとを調和よく書いた書をいう。書道は基本的に、「漢字」「かな(和字)」「調和体」というジャンルで構成されている。調和体という名称は、尾上柴舟(1876―1957)によって唱えられた。「粘葉本和漢朗詠集」の書を基としたもので、和…